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TOEFLとTOEICの違い

TOEFLは名前がTOEICに良く似ていて、同じアメリカのETSという団体が開発・制作しているので、よく混同されますが、実は、両者は目的、内容、用途など様々な面において全く違う性質の試験です。

試験の目的
TOEICテストはその名の通り、Test of English for International Communicationなので、英語を第二外国語とする人が、「どれだけ英語でコミュニケーションできるか」を測る試験です。とりわけ、TOEICにはビジネス英語の実力測定という性格があります。

これに対し、 TOEFLの目的は、大学の授業を英語で受けられるだけの能力があるかどうかを判定することです。従って、一般的なコミュニケーション力はもちろんのこと、学術文献を読みこなす能力や専門性の高い講義を聞き取る能力の有無を測定できるよう設計されています。

試験の内容
一般的に受けられるTOEICテストは、リスニングとリーディングという二つのセクションに大別されており、設問の内容はビジネスシーンを想定したものが多く、社会人が仕事や日常生活に使う英語力を問う内容になっています。

通常のTOEICテスト以外にも、TOEIC SWテストというのがあります。こちらはSpeaking/Writingの略で、話す、書く能力を測定します。

TOEFLの場合、今日本で実施されているInternet-based Test(iBT)は、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4つの能力が一つのテストの中に盛り込まれています。そのため、時間も4時間弱と非常に長丁場な試験です。

また、ビジネスで扱われるような問題がほとんど出題されない代わりに、学術的な内容の問題、大学の授業や生活のシーンを想定した設問が多く、TOEICテストに比べて、全体的に難易度の高い問題が中心となっています。

スコア
TOEIC は10点から990点まで5点刻みで採点されます。リスニングとリーディングがそれぞれ495点満点という計算です。TOEICのスコアは日本においては、英語コミュニケーション能力を推し量るいわばデフォルトスタンダードとなっており、仕事や学校などあらゆる場面で英語力を証明する材料として活用できます。

しかし、日本以外の国での知名度はさほど高くなく、国際的に認められている資格かというと、残念ながらそうでもないようです。ETS によれば、2008年度に世界90カ国でTOEICが実施され、約500万人が受験されましたが、そのうちの3分の1以上は日本人です。ですので、外国人にTOEICと言っても通じない可能性が高いです。

一方のTOEFLは、4つのセクションそれぞれが30点満点、計120点満点で1点刻みで採点されます。スピーキングとライティングに関しては少し特殊で、ネイティブ2名以上による5段階評価で点数が付けられ、それぞれを30点満点とした時のスコアに換算しています。

TOEFL のスコアは、試験の目的が明確に一つしかないので、英語圏の大学へ出願したり、奨学金を申請したりする以外はほとんど役に立ちません。しかし、母国語が英語でない北米への留学志望者は、国籍を問わず、必ずと言っていいほど全員TOEFLを受けますので、国際的な認知度は高いです。もちろん、良い大学ほど高いTOEFLスコアを要求しますし、出願書類の受付には締め切りがありますので、受験生はTOEICのように、「ちょっと力試し受けてみよう」という訳には行きません。常に1点を争う必死の真剣勝負です。

2009年9月25日 08:02 |個別ページ

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